夫の頼もしさ
私は仕事で夫が休みだったある日、夫の実家に用事があったため夫だけ行きました。
お昼ご飯も一緒に食べるとのことだったので、親子水入らずゆっくりしてね~と
送り出しました。私はそのまま仕事へ行き、いつも通り働いておりました。
これはその日の夜、夫から聞いた話です。
夫が実家について用事を済ませ、義父母と話していた時のこと。
話の流れはやはり『子供』の話になったそうで、嫁の私がいないからか、
かなり突っ込まれていろいろと聞かれたそうです。
子作りはしているのか、回数が足りないんじゃないかとか…。
私にそのことを話してくれた時の夫は、
「ほんと親うざいわ。ほっとけよって感じだよなw」と付け加えており、
私が「お義父さん達には何て返したの?」と聞くと、
夫は「俺たちのタイミングがあるんだから…あと、子どもについて、
くまこの前ではこれ以上何も言わないで。すごく気にしているから。」
と言い、釘を刺してくれたようでした。
それを聞き、私は安心したと同時に夫の頼もしさに感激しました。
たぶん、お義父さん達にわたし達の気持ちを察してもらうのは難しかったと思います。
なぜなら、不妊を経験した人たちが周りにいないから。
どうしても、結婚したら子供を授かって当たり前という考えがあったと思います。
しかし、嫁の立場からするとそのような考えは苦痛でしかなく、
義父母の家に行くことさえも嫌になってしまうほどでした。
そんななか、ズバッと言葉で伝えてくれた夫には感謝しかありません。
それからというもの、なんでも一緒にご飯を食べたりしていますが、
子どもについて話をされることはなくなり、私も嫌な気持ちにならずにいられます。
義父母にはとてもお世話になっていて、感謝することばかりです。
『子供ができにくい』ということで、義父母に対して嫌悪感をもってしまう
自分自身が嫌になるほどでした。
結婚生活の中で嫁の立場では言えないことは多く存在すると思います。
そんなときに頼れる夫がいることにも感謝しないといけないなと感じました。